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Take’s diary

Macとマイコンに関すること--ワクワクの製作日記

CEL ROBOX その後

姪が家を建てたので

何か贈り物をと思いました。

そこで、電子工作。結構モダンなものに敏感な夫婦なので、ちょっと洒落たものをと思って探してみると、こんな時計がありました。

www.thingiverse.com

 試しにスイッチサイエンスで部品を揃えて、3Dプリントしてみました。手に入れた木質フィラメントで作ってみたのがこれです。

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ROBOX専用木質フィラメントでプリント。100%PLAだがNomalでプリントすると微妙な色の濃淡があり、質感が木に近い。

 言葉で時を知らせるというコンセプトで、とても微笑ましく、何よりかなり美しい表現なので、これだと思いました。ただし、このままでは見た目がちょっと。

 調べたら金属質感を出せるフィラメントがあったので早々青銅の質感をもったものを手に入れました。(ROBOX標準フィラメントであるColorFaab製)欠点は、金属含有率が高く、材料が脆いためヘッドや、送り出し部分で詰まりやすいとか。 でも、めげずに早速フィラメントの台をプリント。

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 いよいよと思ったら、縦に置いたフィラメントが倒れてしまい、あまりにも重い自重でカバーが破損!!せっかく作った部品が使えなくなった。 何か悪い予感が....。

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 同種のフィラメントを本体に入れておかないと印刷できないので、PLAをセットして特殊フィラメントを挿入。自動的に引き込まれるまで手で押し続けると、材料が2回も折れてしまい、さらに嫌な予感...。

 パージノズルを実行後(でもちょっとフィラメント排出の様子がいつもと違う)、造形開始。順調にプリントしていたのですが、底を厚くしたかったので中断し、再度造形開始。ものすごいブザー音がして本体停止!! 予想的中です。

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          中断したもの。磨いていないが、重い!!

 この時は、再度パージなどをすればなんとかなると思いましたが、エラーメッセージが出るだけで、2つのノズル共フィラメント排出しません。完全に詰まってしまいました。

 しょうがなくマニュアルに沿ってヘッドを取り外し(とても簡単)。まず、フィラメントが正常に送り出されているかチェック。一応ヘッドまで自動的に送り出しているので、一安心。

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    ヘッドを取り外した状態。フィラメントを再挿入すると、先がヘッドまで出てきた。

 メーカー保証外のこと(未知のフィラメント挿入)を実施しているので、最悪ヘッド交換すれば良いと思い、こんな人もいるので

imgur.com

強行分解を決断。

 ヘッドを開けてみると、途中に分断されたフィラメントがないので、最悪となるノズルの詰まり以外は考えられないことが判明。(何回も無理なパージを繰り返した結果、内部圧力により結構いろんなところからフィラメントが漏れていた)

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フィラメント挿入部がノズルの真上ではなく、横に存在。今回この部分にはフィラメントのかけらが無かった。2つのフィラメント挿入口の内、左側からフィラメントを挿入し、内部で繋がっている模様(右側はダミー)。このヘッドは最初から2色出力を意識してたんでしょうね。新しい2色用のヘッドを調べてみるとヘッドが完全に分離し、ヒーターが各々に付いています。そうなると溶解温度の違う2種類の素材が使えることになります。

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ノズルの下についているバネ内部に多分ノズルの穴まで届く針が入っている様子。左右のノズルが上下に動く仕組みが理解できない。ノズル手前の穴は多分メンテナンス用で、本来ネジで閉鎖されている。左下はステッピングモーターで右側は全部ヒートシンク件シャーシ。冷却している部分が絶妙ですね!。ヘッドのファンが動いている限り、ノズル挿入直前までフィラメントが融けないようになってます。リード線が出ているところはヒーターです。

 NET上ではノズルが詰まった時は、針金を突っ込むとか色々な方法が書いてありますが、ROBOXの場合構造が複雑なため、素人では(ノズルの穴を内部から針で塞いだり開けたりする構造->多分材料が瞬時に遮断されるため、無駄な材料の吐出や吸引による時間的無駄が無く、糸が出にくくなっている反面、構造が複雑でフィラメントの品質にノズルトラブルが左右されると思われる)修理不能。

 色々迷った挙句、イギリスまでの送料修理代を考えるとヘッドを修理するより、再注文した方が良いと決断しました。RSオンラインで取り扱っていましたが、到着が15日後とか。あーあーあーあー。でも良い方に考えれば、今回ヘッドの分解方法や構造がわかったので、ノズル詰まり以外なら自前で修理可能ということです。

 この際なので、まだ出荷未定の2色用のヘッドをイギリスへ注文(今なら大体1万円安)しました。今後は、0.3+0.8mmノズルと0.4mmのノズルが2本となるので各部の注油さえ真面目に行なっていれば当面大きなトラブルが起きても大丈夫です。現行のヘッドは、基本的に0.3mmを主に使ってプリントしていて、納得の品質ですが、使っていてスピード的には限界も感じます。2色用のノズルは0.4mmとなり、これは一般的に流通している多くの製品と同一です。この機種独特のノズル機構で、本来のスピードが出るであろうことに期待するところです。

 今回のノズル詰りの原因は、動作を中断し、ヘッドを冷却している過程で、ノズルの中で溶けていた材料に含まれている金属粉がノズルの穴とそれを開閉する針の間に集中したか、両方のノズル共材料が排出されないことから、ノズル後方の針の貫通部に金属粉が詰まり針(ノズルの開閉弁)が動かなくなったかのいずれかの様です。

 一般的で単純なノズル上方からフィラメントを挿入するヘッドの場合は、障害となるのはノズルの穴だけなので、今回使用した特殊フィラメントでもクリヤできるのでしょう。

ROBOX 3Dプリンタに関し今回わかったこと

絶対に安物のフィラメントや、木片や金属粉末など異物が混入されたフィラメントを使わない!!

 

 今回の件は、すべて私の不注意から引き起こしたことです。同じようなトラブル(特殊フィラメント使用)とならない様、あえて記事としました。そして今回の分解にあたり、一般的なABSやPLAを使用して、定期的にAutoMaker(ROBOXの造形ソフト)でメンテナンスを実行すれば、ほとんど問題が起きないことを改めて再確認できました。今後もこの機械を大切に使って行こうと思います。

3Dソフトその後

 3Dソフトについて色々試してみました。123D desinがタダで有名で、確かに使い勝手はとても良いのですが、私のMacではあまりにもフリーズしすぎて使い物になりません。他の市販品を調べてみると、価格的にとても趣味の領域で手に入れられるものではありません。そんな中で、AutoDiskのfusion360 は、市販品と同じ内容で、実質タダ。試してみると、選択肢はこれしかないと思いました。123D desinと同じ感覚でしかも痒いところに手の届く使い勝手です。このソフトも私のMacでたまにフリーズしますが、まー我慢できる範囲なので良しとしました。123D desinをプロ用にしたとでもいいましょうか。