Take’s diary

Macとマイコンに関すること--ワクワクの製作日記

長期休止していたお詫びとAirPods Maxまで

もう1年以上もブログを更新していませんでした。

 この間にいろいろなことがありました。相変わらずAI寄りのプログラムを作り続けていて、赤外線カメラを使い、おもにiPhoneアプリを作っていました。このアプリは赤外線カメラを持っていなくてもiPhone端末のキャプチャー動画でYOLO3の学習済みデータを30FPS以上という実用的なスピードで試せます。自分で作った学習済みデータを入れ替え可能で、iPhone11以上そしてM1 Macで試せるんです!!。時代はコロナ禍。Flir LEPTON3.5を持ってる方はマスク有無の顔を認識して、できるだけ精度の高い顔の体温を測ることもできます。書く体力があれば、折を見てこれまでためてたものを公開しようと思ってます。

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AirPods Maxについて。

 前から興味があったのですが、なかなか手に入らない。たまたまAmazonで在庫があったので注文したら2日で届きました。私にはオーディオ熱の波があって、ピークになると新品に交換する癖があります。その最終が15年前でした。サラリーマンとしてはギリギリの出費で、McIntosh MA6900とVienna Acoustics Beethoven Concert Grandの組み合わせ。

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 スピーカーはMcIntoshと相性がいいと言われてるJBLを使ってましたが、高音がいまいちだったのでBeethoven Concert Grandに変えてます。McIntoshはこの機種の場合、外観には似合わず比較的おとなしい音を奏でるアンプになっていて、自分的にはステキな組み合わせと思っています。それにしてもこのスピーカー。かなりのお気に入りです。ジャズピアノ、ボーカルが主なのですが、ボーカルを聞いたらこれに並ぶものがあるんだろうかというくらい。今ではスピーカユニットが変更されて、なんとペア70万以上にもなり、初老のおじいさんが買える金額ではありません。東日本大震災で転げ回ってもびくともせず、いまだにその上品で艶があって絹のような。この透明なユニットのような音を奏でてくれます。

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 過去、ハイレゾオーディオやSACD等など色々試しましたが、それに見合った音を再現するとなると、ケーブルや電源etcで、オーディオ的に細かな分解能が気になって、当然機材も高くなっていき、音楽を楽しむどころではなくなって来ます。なので、気に入った音に出会った15年前に区切りをつけています。このクラスでは音はスピーカーの周りにまとわりつくのではなく音場として聞こえてきますし、低音の質や量感、全体のバランスもかなり満足してます。

 今回はさすがに資金は限られているし、そこそこの金額で買えるヘッドホンであるiPods Maxの購入に踏み切りました。それにしてもApple製品だけに見事に評価が分かれてますね。悪い評価では、重いだのカッコ悪いだの、ソニーやボーズと比較してどうのこうの。高いから買わないだの....。

 私の場合はApple製品を多く持っているので、家庭の事情からノイズキャンセル付きで、極端に高くないものが欲しかったのと、店頭での印象が良かったので一択でした。ヘッドホンをスピーカーと比較しても、音像も低音感もまったく違うのでどうしょうもありません。

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 AirPos Maxはというと、初めて聞いた時のSACDの音とでも言いましょうか。元来ヘッドホン派ではないので、静粛感や音像、分解能の高さに驚いてしまいます。圧縮音源オンリー、デジタル送信でアンプ内蔵であることを考慮すると、本体の質感を含めてなかなか素晴らしいものでした。声の方は最初は粒子感があって細かな霧が集まって出力されるみたいな雰囲気です。これが不思議なことにしばらくすると粒子感がなくなって、解像度が増し、素晴らしい。ヘッドホンとスピーカーとでは音源からの距離が違うので分解能は比べようがありません。つまり分解能では断然このヘッドホンが良い。音の分離が優れてるからといっても、手放しにコレとは言えないのが嗜好品のおもしろいところ。Vienna Acoustics スピーカーのように艶を伴ったボーカルは聞こえてきません。 空間オーディオはすばらしいですね。このヘッドホンの凄さを120%引き出すようです。おまけ的なものではなくこれ専用としてもいい。

 まーとにかくここが良いここが悪いと言ってもしょうがない。どうせ手に入れるなら後で後悔しないようないいものを手に入れること。で、それには今の自分の知識と経験、モノの質感も含めて最良と言えれば自分の人生的にお得な買い物です。どうやらこのヘッドホンはその条件にあってるようです。